ダイヤモンドの選びかた、ブライダルと普段使い

ダイヤモンドの4C

ダイヤモンドの選び方、基本中の基本編です。

毎日の普段使いにダイヤモンドをお求めになる場合、記念日のプレゼントにお求めになる場合、婚約指輪にダイヤモンドをお選びになる場合がありますが、何が何でもDカラー、VVS1のExcellentでなければならないのでしょうか。

ダイヤモンドを着ける文化が始まって50年しかたっていない日本なので、ダイヤモンド文明開化の頃に刷り込まれたセールスキャッチが浸透しすぎているのかも知れません。

給料3か月分っていつだれが決めたの!

エンゲージリングはお給料の3か月分、とかよく聞きますが、これっていつごろからそうなったのでしょうね。

そもそも江戸時代は大奥とか、おばあちゃんがよく見ていたあばれんぼう将軍とかおじいちゃんがよく見ていた水戸黄門なんかでダイヤモンドの「ダ」の字も聞いたことがないですね。

時代は令和になりましたが、お話しの舞台は昭和です。

ずっとダイヤモンドを着ける習慣のなかった日本にダイヤモンドを売り込みにかかったダイヤモンド大手の会社が1970年ごろから大々的にメディアをフルに使ってキャンペーンを始めました、それが「婚約指輪はダイヤモンド、給料の3ヵ月分」。ダイヤモンド大手の会社とはデビアス社です。

日本には婚約指輪の習慣はありませんでしたが、欧米ではほとんどの国で婚約指輪/結婚指輪の習慣は古くから根付いていました。日本には婚約指輪の習慣がない、これは千載一隅のチャンスとばかりにダイヤモンドの売り込みにやってきました、

下は1980年の雑誌広告の一部、モデルは誰??

今でも婚約指輪はダイヤモンド、給料の3ヵ月分というのが日本の通説になっています。
ほんの50年前、ダイヤモンド販売のキャッチコピーだったんですね。

なぜ3か月分のダイヤモンド?

3か月分とした理由には二つあって、一つは当時の結納金の平均がほぼお給料3か月分だったことからこのキャッチコピーがうまれたという説と、デビアス社のあるアメリカでのエンゲージリングの平均価格がアメリカのサラリーマンのお給料3か月分とほぼ同じだったからという説です。

日本のメディアを使って給料の3か月分(今ならおよそ70万円~80万円でしょうか) でないと恥をかきますよ、ってな雰囲気を作り上げてしまいました。

これには日本の貴金属・宝石販売店も大喜びですね。それまでほとんど売ったことがない高価なダイヤモンドが売れる時代になりました。戦後のベビーブームで生まれた人たちが結婚適齢期になりました。婚約指輪にはダイヤモンド買わなくっちゃの空気ができ上ってしまいました。

なぜDのVVS1のExcellent?


ダイヤモンドを身に着ける習慣のない日本でしたから婚約指輪を選ぶ知識はありません。初めて見るダイヤモンドどれがいいのかわからないので宝石店の販売トークがダイヤについての知識のすべてになってしまいます。

ダイヤモンドを買うなら最低 カラーはFカラー以上、できればDカラー。クラリティはVS以上でできればVVS1. カットはベリグッド以上でおすすめは最高級のエクセレントです。鑑定書も付けますので安心です。

と言われれば、一生に一度のことだし、DのVVS1のExcellentにします、3か月分は無理だから2.5か月か2か月分ぐらいのお値段のヤツで・・てなことになりますね。

そこでカラットが小さいけれどDのVVS1のExcellent!がその後の日本の婚約指輪の標準になったのでしょう。

DのVVS1のExcellentでなければ・・・という国民的ダイヤモンドの常識はダイヤモンド販売店によってつくりあげられたものです。

DのVVS1のExcellentでなくてもいいでしょ!

ここ10年ぐらいで普段にもダイヤモンドを着ける方が多くなりました。ダイヤモンドに関する知識も広まっていろんなグレードのダイヤモンドが買えるようになりましたが、いまだにダイヤモンドはDのVVS1のExcellentでなきゃと思ってる方も多いでしょう。

確かに、婚約指輪でしたら一生に一度(のはず)ですから、DのVVS1のExcellentがよろしいかと思いますが、普段使いのダイヤモンドもDのVVS1のExcellentでなければならない必要はないと思います。

さらに言えば、婚約指輪のダイヤモンドもDのVVS1のExcellentである必要はないとも思います。
DカラーのVS1、verydoodでもきれいなダイヤモンドです、Fカラー、VS2、Goodカット、Hカラー、SI2、Excellentでもきれいに輝きます。

D、VVS1、Excellentの呪縛を捨てましょう

婚約指輪の別記事にも書いていますがアメリカでは婚約指輪の大きさの平均は1カラット。グレードはDのVVS1のExcellentにこだわらず予算に見合うクオリティで気に入ったものにするのが一般的です。お値段も安いですね、平均はおよそ40万円ほどとか

日本の平均的な婚約指輪は 0.3カラット、35万円、この価格ですとほとんどDのVVS1のExcellentですね。日本の伝統が50年後にも引き継がれています。

ダイヤモンドが広まってまだ50年の日本ですから「ダイヤモンドはDのVVS1のExcellent」から抜け出せませんね。そろそろDのVVS1のExcellentの呪縛は捨ててもいい頃かと思います。

ダイヤモンドの4Cは知っておいたほうがいい

ダイヤモンドの価格に関係するのは大きさだけでなくダイヤモンドのクオリティも関係します。評価には基本的に「ダイヤモンドの4C」があります。
カラット、カラー、クラリティ、カットですね。

カラットはダイヤモンドの重さ・大きさ
カラーはダイヤモンドの色
クラリティはダイヤモンド外面内面の状態
カットはブリリアンカットの精度


ダイヤモンドの4Cはたびたび出てきますので重複を避けるために簡単な記述にしています。詳しくはこちらをご覧ください。

ダイヤモンド買うなら4Cの優先順位も知っとかないと!
ダイヤモンドを買おうとするときに、どうしても必要になるのがダイヤモンドの4C(カラット、カラー、カット、クラリティ)の知識です。ブライダル用だダイヤか、普段使い用ダイヤかでどのCを優先するか変わります。グレードが高い高価なダやモンドの4Cと普段使いの格安ダイヤモンドの4Cではカラット以外にどこが違うのかは知っておいたほうがいいです。

実店舗では現物のダイヤモンドを見ながら店員さんが4Cのグレードについて説明するでしょう。店員さんの説明がよくわかるためにも4Cのことは知っておいたほうがいいです。

通販では音声での説明はありませんし、実際のダイヤモンドをつまんで見ることができませんので、4Cの知識は必要です。

VVS、VS、SI I1とはクラリティ(ダイヤモンドの内包物の状態)です。つまんでみたとしてもVVSからSI2まではダイヤモンドの中にはほぼ何もない状態に見えます。実際には天然ダイヤモンドですから炭素以外の何らかの鉱物が含まれています。

VVSからSI2のダイヤはそれが肉眼では見えない、I1のダイヤはインクルージョンが見えるグレードです。
I1のインクルージョンの一例です。

わかりやすくカーボン(黒点)としていますが実際はいろんな鉱物です。

ダイヤモンドを輝かせるポイントのカットではGoodまでがラウンドブリリアンカットの基準を満たしています。Fairは基準のいくつかを満たしてないカット、Poorはラウンドブリリアンカットになっていないということになります。

D、VVS1、Excellent、H、VS1、Verygood、H、SI2、Excellent、H、I1、Fair、との表示でどんなダイヤか思い浮かぶことができるならダイヤモンド買う際に失敗することはありません。

輝くダイヤモンドのボーダーラインは?

ブライダルや、一生の記念日向けにお求めになるには クラリティとカットがもうワンランク上(VS、Goodカット)のダイヤが望ましいと思います。お誕生日やちょっとしたプレゼントなら、D~HのVSかSI2でカットはGoodまで、ご自分のフラン使いにはHカラーIクラス ,Fairカットで充分なクオリティのダイヤモンドです。

きれいに輝くダイヤモンドのボーダーはどこ?の記事でもご案内していますが、Hカラー、SI2、Goodでしたらプレゼントされても「わあ、きれいなダイヤモンド!」と思ってもらえるグレードです。

普段使いのダイヤモンド、きれいに輝くのはどのグレードまで?
普段使いのダイヤモンドってどんなダイヤモンド?逆に普段使いでないダイヤモンドってどんなダイヤモンドなんでしょうか。 普段使いとはおしゃれで身に着けるダイヤモンド、普段使いでないダイヤモンドは一般に言うところの「ブライダルダイヤモンド」...

でもHカラー、SI2、GoodがHカラー、I1、Fairになると、プレゼントされた方の嬉しさも半減するかも知れません。それは、つまんで見るとインクルージョンが見えるからなんです。

ご自分でお求めになる場合はインクルージョンの状態を承知でお買いになりますからI1でいいのですが、プレゼントでダイヤモンドをいただく場合、たいていはきれいなダイヤモンドを想像しますね。

「わあ、ありがとう!」でつまんで見たら「白く濁ってんじゃねえ?」「ブツブツが多すぎるんじゃねえ?」ってことになります。なので、プレゼントには輝くダイヤモンドのボーダーであるHカラー、SI2、Good以上をおすすめします。

ダイヤの4Cランクって見た目じゃわからない

きれいに輝くダイヤモンドのボーダーはHカラー、SI2、Goodと書いています。ではHカラー、SI2、Good以下は輝かないのかというとそうではないんです。輝きの度合いは違いますがJカラー、I1、Fairでもそれなりに輝きます。

実は 極端な言い方ですが、ダイヤモンド4Cの違い、ランクの差は遠目にはほとんどわかりません。
ダイヤモンドのお店でもタグが付いているからグレードがわかります。タグを外してシャッフルしたらわからないです。

あ、断定したらいけませんね、私はわかるという「神の目」を持つ方がおいでになるかも知れません。
わからないと思います、にしておきます。

天気のいい日にダイヤネックレスをした女性二人と街中ですれ違ったとして二人のダイヤモンドの4Cの違いはわかりません。まして右の女性のダイヤははHカラー、SI2、Good、右の女性のダイヤはD、VVS1、Excellentだとわかる人は熟練鑑定士にもできません。これは断定できます。

ダイヤモンドの4Cは鑑定書だけが知っている

宝石店店頭で店員さんが「ご覧ください、こんなに差があるんです」 というのは、照明をあてて、二つ並べて至近距離で見せてのこと。いわば、違いが分かるように準備した環境で、違いが分かるよう説明しながら見せるものです。

でも、 4Cの評価が極端に違わないダイヤモンド二つを見てもあまり違いはわからない、タグをみなければカットやクラリティの違いを説明できないというのが正直なところです。

ダイヤモンドは3ミリ、5ミリ、6ミリの大きさです。4C評価も 鑑定士の目視より機械的計測による結果がほとんどになります。小さな粒を見た目で判断はできません。

繰り返しになりますが、街角やレストランで、身に着けておいでになるダイヤを見て、貴女のダイヤモンドはFカラー、VS1、Verygoodカットですね、と判断できる人はいません。ご本人だけ、鑑定書だけが知っている世界です。

DカラーVVS1、Excellentからおすすめするのはエチケット

こういう私も実は 過去、DのVVS1のExcellentがおすすめです」と申し上げてきた販売員の一人でした。今も現役の店頭販売員ならDのVVS1のExcellentからご覧いただくと思います。

婚約指輪を見においでになったお客様にHのSI2のGoodカットからおすすめするのは失礼ですよね。DのVVS1のExcellentからご覧いただいて、お客様のご希望・予算などを伺いながらカラットやカットが別のグレードをご覧いただくことにします。

DカラーVVS1、Excellentからおすすめするのはエチケット程度にお受け取り下さい。ほかのを見せてと言ってもなおDカラーVVS1、Excellentをしつこく進める店は即退店。宝石店はほかにもいっぱいあります。

日本ではまずないことですが、外国でダイヤモンドの指輪を買う場合では、店員が人を見てすすめるダイヤモンドのグレードを変えることもあるようです。例えばDカラーVVS1のExcellentぐらいの指輪のつもりだったのにHカラーSI2のGoodをすすめてほかのダイヤは見せてくれなかったとか。自由の国と言われる国でも人種や身なりで区別する意識がまだあるんですね。

ダイヤモンドの選び方、まとめ

ブライダルダイヤモンド

婚約指輪でしたら人生に一度だけのビッグイベントですからDのVVS1のExcellentがおすすめです。でもこのグレードにこだわる必要もありません。奥様になられる女性のダイヤモンド感次第です。

DのVVS1のExcellent、DのVS1のExcellent、DのSIのExcellentから
E・F・GのVVS1のExcellent、E・F・GのVS1のExcellent・verygood、E・F・GのSIのExcellent
HのVVS1のExcellent、HのVS1のExcellent、HのSIのExcellentぐらいでしたらきれいに輝きます。
それぞれの光り方、輝き方は見た目では区別できません。

奥様になられる方が、是が非でもDのVVS1のExcellentをご希望される場合と、DのVVS1のExcellentにこだわらない、普通に光るダイヤならどのランクでもいいの、と言われる場合で変わります。

PRで申し訳ありませんがブログ内記事で「エンゲージリングを10万円安くする」があります。
日本の婚約指輪の平均0.3ct35万円が、VVS2になるだけで10万円節約できるならこれは素晴らしい!

普段使いのダイヤモンド

普段使いのダイヤモンドには4Cのランクは気になさる必要はないかと思います。

普段使いに着けて楽しむダイヤモンドはHカラー、SIやI1のクラリティ、GOODやFAIRカットのダイヤモンドが格安。例えば1カラットで10万円台がございます。クオリティはそこそこでいいからなるべく大きいカラットのダイヤが欲しい方にはピッタンコのグレードです。

I1はつまんで見ると白濁、カーボンなどのインクルージョンが見えるダイヤモンドです。
このインクルージョンも0.3ctより小さいカラットではほとんどつまんでもわからないでしょう。
0.5ctより大粒になると見えるようになります。

普段使いでもきれいなダイヤモンドがいい方にはDカラー、HカラーのSIクラスがおすすめです。SIクラスにはFair、Poorカットはなく、ほとんどがラウンドブリリアンカットの基準を満たしたExcellent、Verygood、Goodカットになっています。SIクラスはインクルージョンが見えないきれいなダイヤモンドです。

プレゼントにダイヤモンドを贈る場合、カラーはD~Hのいずれかで、カットはGoodカット以上、クラリティはインクルージョンの見えないSI2以上でお考えください。この範囲内でしたら大満足間違いなしです。

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